冬キャンプ、テント内で石油ストーブを使う時に気を付けたい事まとめ

冬キャンプ、テント内で石油ストーブを使う時に気を付けたい事まとめ

どうも、人並みキャンパーのK助です。

 

 

空前のキャンプブームで、最近キャンプをはじめた!という方で、キャンプが楽しくて今年は冬キャンプをやってみよう!、とはじめた方も少なくないのかな、と思います。

 

 

冬キャンプで大事なのが、テントの幕内でいかに暖を取るか、になります。

 

 

原則として、テント内でのストーブ類の使用は推奨されている行為ではありません。
自己責任での使用になることを前提に、その中でいかに危険なく楽しむか、になります。

 

 

ソロだと、最近はソロベースだし、寝るまで焚き火を楽しんで寝る感じなので、11月・12月のキャンプはストーブ持っていくことなかったですが、

 

 

ファミリーキャンプで家族が寒い思いをするのは可哀想だし、

 

 

ソロでも風が強い・雨が降ってる、など焚き火が楽しめない場合には、幕内でストーブをつけてお籠りキャンプを楽しむこともあると思うので、

 

 

その際の注意点を私なりにまとめてみました。

 

 

 

そもそも、テント内で石油ストーブを使うことの何が危ないの?

 

一酸化炭素中毒による、死亡の恐れ

自宅に比べると、テント内の空間は狭く、石油ストーブの暖房効果が高ければ高いほど、狭いテント内の一酸化炭素中毒リスクは高くなるのかなと思います。

 

 

特に、スカートがついている気密性の高いテントを閉め切っている状態で石油ストーブを使用する場合は非常に危険です。

 

 

テントのスカートとは、こういう感じで地面から風が侵入しにくいようになっている部分になります。
これがあるのとないのとで、風の侵入が全然違うので、幕内の温度もそうですが、風の侵入を防ぐことで相当暖かさが変わります。

 

 

スカートがついたテントで、空気の抜け道であるベンチレーターなどを全て閉じて使用するような感じは、テントという狭い空間で空気の抜け道がなくなり、一酸化炭素リスクが急激に高くなってしまいます。

気付いた時には時すでに遅し、動けなくなって気絶したりと、そのまま死んでしまう可能性も高いです。

 

 

強風によるテント倒壊などによる火災の恐れ

じゃあ、換気すればいいんだろ、というとそれだけでなく、風が強いなと思う時は起きている時間帯でも様子を見ながら、最悪ストーブをすぐに消火できる準備は必要かなと思います。

 

 

 

幕内でストーブを使う際に気を付けたいポイント

思いついたら書き足そうと思います。
他にも、こういうとこ気を付けた方がいいよ!ということありましたら、是非コメントください。

 

寝る時は、ストーブを消しておく

一番危険なのが、寒いからとストーブを点けたまま寝ることですね。
そのまま死んでました、じゃシャレになりません。寝る前は必ずストーブは消化して寝るようにしてください。

 

 

ベンチレーターをあけたり、定期的に喚起をする

ファミリーキャンプだと、ストーブ点けたまま寝落ちする、ということは少ないと思いますが、ソロだと自分だけなので、寒いからとストーブをつけて空気の通り道であるベンチレーターなどを閉め切って使用したまま寝てしまうと本当に危険です。

ランドロックの場合、ベンチレーターをあけて、写真のように横も若干あけて空気の通り道を使って使用するようにしています。
これでも、幕内は15度近くで保てます。あとは、服を着たり毛布をかけたり、暖かいものを飲んだりで暖を取ればよいかな、と思います。

 

 

一酸化炭素チェッカーを用意する

ストーブを点ける際のマストアイテムとして用意して欲しいのが、一酸化炭素チェッカーですね。
これを点けていたら、やばい状態になる前にアラームがなるので、換気を行うことができたり、万が一にも寝落ちしてしまった場合でも、ビックリして起きることができるので、そういった面でも絶対にあったほうがいいアイテムかと思います。

人によっては、違うメーカーのもので、2個設置するというリスク管理バッチリな方もいます

 

 

強風の時は、ストーブを消しておく

寝る時だけでなく、「え?台風レベやんけ」という強風が吹いている場合は、テントが倒壊する危険性もあります。
そんな時にストーブがついていたら、ポリエステルテントだと速攻で穴が開いたり、火事の恐れもあります。

自分の命を守ることも前提ですが、大切な家族や、折角買ったテントや大切なキャンプギアを守るためにも、賢明な判断を必要とされる時も出て来るかと思います。

 

 

 

無理は絶対にダメです

冬キャンプが楽しい、オシャレなストーブで幕内を快適に過ごしている写真をインスタにあげたい、など安易な考えで、命を落とすことがあれば、本当にダメです。

 

 

大人に比べて、子供のほうが一酸化炭素中毒にもなりやすいし、子供の身に害があったら、と考えると絶対に嫌なので、

 

 

本当にきちんと対策をとって欲しいことです。
自分の事よりも家族に危険が及んでしまったら、と想像しただけで泣きそうになります。

 

 

初心者キャンパーだけでなく、熟練キャンパーでも、ストーブ点けたままの寝落ちなどで命を落とすことがあり、本当に危険です。

 

 

油断や過信がないよう、常に気を付けたいものです。

 

 

ストーブがなくても快適に過ごせる装備を用意する

例えば、寒くて寝られない!とならないように氷点下以下でも快適に寝られるような冬用寝袋を用意する、ということも大事です。
「でも、お高いんでしょう?」という話になってきますが、

 

 

NANGAやモンベルなど高級ダウンシュラフの場合だと、1つ数万円するので、それを家族分揃えるとなると、玉ヒュンものですが、化繊タイプだとそんなに高くないものもあるので、そういったストーブに頼らなくても寝られるための装備を見直すことも重要です。

 

 

冬装備が厳しい場合は、電源サイトでホットカーペットなどもオススメ

我が家は、嫁はんが寒がりなので冬キャンプは必ず電源サイト使用で、インナーテント内はホットカーペットでヌクヌクです。
ちなみに、寝袋は3シーズン用なので快適温度は5度くらいのものだと思いますが、ホットカーペットのおかげで冬キャンプも寒がりな嫁はんや子供達も快適に楽しめています(K助が暑がりなだけw)

 

 

電源サイトではない場合でも、最近は大容量のポータブル電源があるので、電気毛布などでホットカーペットのように底冷えをせずに寝られる環境も作れますね

 

 

 

テント泊でなく、暖房付きのコテージ利用で楽しむ

冬装備を持っていない、冬キャンプのテント泊に自信がない、という場合は暖房付きのコテージなどの利用で楽しむのも全然アリだと思います

 

 

エアコンでの暖房なら、寝てる時でも危険じゃないので、この通りです(笑)

 

 

 

ストーブが悪いわけじゃない、悪いのは使い方!という問題

私の事を嫌いになっても、ストーブの事は嫌いにならないでください、に通じるものがあると思います。(何の話?w)

 

 

ストーブも、正しく使えば天板調理で餅を焼いて、おしるこを楽しんだり、

 

 

なんなら、ピザも楽しめます。

 

 

勿論、熱燗を楽しみながら、アテも炙りながら楽しんだりと、楽しみ方は無限大です

 

 

結局、使い手のマナーや、やり方次第なんです。

 

 

俺は結構キャンプ行ってるんだ!と過信している人が、一番危険な気がします。

 

 

仕事で疲れていて、お酒飲んで泥酔して寝落ちして、そのまま死んでしまう、では本当に悲しいです。
屋外で焚き火をしながら、寝落ちしてしまい、焚き火が燃え尽きても寝続けて凍死、ということもあるぐらいです。

 

 

虹パパさん(@nijinopapa0127)、気を付けてくださいね!(笑)

 

 

私は、冬キャンプが一番好きです。
年中キャンプに行っている人でも、冬キャンプが一番好き!という人が多い気がします。

 

 

そんな魅力の冬キャンプ、決して油断せずにきちんと知識を身につけ、対策をとり、楽しみたいものですね

 

 

結局、道具でも使い方が大事なように、利用者の心構えや正しい知識・装備が大事だなと思う常日頃です。

 

 

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