ST-310のフラットバーナー化後の、自作のドロップダウン対策を実践!

ST-310のフラットバーナー化後の、自作のドロップダウン対策を実践!

どうも、人並みキャンパーのK助です。

 

 

前回のST-310のフラットバーナー化の記事に続き、

 

 

ドロップダウン対策を行っていたのですが仕事が忙しく、もう「今週は真夏日!」なんてニュースでやってる

 

 

完全に、今じゃないという時期

 

 

に、あえてのドロップダウン対策について語りたいと思いますw

 

 

そもそも、ドロップダウンってなんぞ?

ドロップダウンとは、寒い時期に起こりやすく、ガス缶内のガスの気化が十分に行われず、火力が落ちたり、点火できない現象をいいます。

 

ホームセンターで3本400円とかで買えるような一般的なCBガス缶は、ブタンとイソブタンの混合ガスが使用されています。

 

ブタンの気化点が約0度、イソブタンは約-12度。
寒い時期は気温が低いため、特にブタンの気化が進まず、ガス缶内の圧力が低下してしまうことで燃料が供給が低下して、火力が落ちてしまい最悪、バーナーを着火できなくなります。

 

ドロップダウンしない、アウトドア専用のカセットガスもある

先述した、ホームセンターで気軽に買えるカセットガス缶ですが、アウトドア用でイソブタンを多く配合されたガス缶は、寒い時期でもドロップダウンしにくいものが出ています。ですが、

 

ホームセンターやコンビニ・スーパーなどには置いてなく、気軽に買えるものではありません。

 

また、価格も一般的なガス缶に比べて、割高になります。

 

 

今までにもやってきた、ドロップダウン対策

寒い時期は、イソブタン配合率の高いガス缶を買えばいい。と言ってしまえばそれで終わりですが、冬キャンプの度にアウトドア用のガス缶を買うのはコスト的にも、事前に購入しておかないといけない準備としても、ストレスな私。

 

気軽に手に入り易く、コストの安い通常のガス缶で、ドロップダウン対策を行うことで解消されるのであれば、それが一番いいんでないの?と考えて色んなことを試してきました。

 

 

今回のST-310のフラットバーナー化後に実践してみたドロップダウン対策

新調したテーブルにお気に入りのSOTOのST-310をセッティングしたので、購入したのが2月ということもあり、ドロップダウン対策も考える必要が私にはありました。

 

 

持っていた、SOTOのツーバーナー用のST-553で試してみた

一番楽な方法として、既に持っていたドロップダウン対策用アイテムのST-553で試してみる。
実に楽な対策方法を思いついた私。

 

本来はツーバーナー用で、ガス缶とガス缶で挟むタイプなので、ポロっと落ちるんではなかろうかと思ったのですが、

 

 

意外としっかり、ついてくれてる!!

 

 

いけるっ!これはいけるっ!!

 

 

一番簡単な解決方法を見つけてしまったでござる、という感じだったのですが・・・

 

 

新調した「ST-310/340 ビルトイン機能付きバーナーテーブル」についている風防ですが、ご覧の通りオシャレなんですが、風防なのに穴が結構あいてるので、風防としては機能性が低いかな、ということで元々、ST-310ちゃんにつけてた風防を外さないという決断を下した私。

 

 

そのせいもあり、風防がなければ効果は高いと思うのですが、今回の私の目的としては、ドロップダウン対策としては不十分という結果となりました。

 

 

とは言う物の、いざ自分の指を同じ場所に置いたら、熱くて死ねるとは思ったので、念の為に温度測定をする真面目な私。

 

どうせなんで、お湯も沸かしちゃいましょう!

 

 

一向にお湯が沸かねぇよいっ!!!

 

 

それもそうでしょう、計測時が17.4度でしたが、15分経過の時点で10.7度まで下がっています。
これはもう、まさしくドロップダウンがゆえの火力低下です。

 

今回、ST-553さんが悪いわけではないのですが、一旦控えに下がってもらいましょう。

 

 

金属の棒とケースの自作でドロップダウン対策を試みてみました!

ST-553に似た感じの原理で、金属の棒で火元からの熱を取り入れる。その熱が逃げにくく、効率よくガス缶を暖められるようにケースも作ってしまう!というテーマです。

 

アルミ板・アルミ棒・バリバリテープで材料代:1,561円(税込)

アルミ板は加工しやすい厚みで0.3ミリ厚。サイズは150×300mmで1枚327円を予備用も含めて2枚購入。
アルミ丸棒は直径5mmの1mで470円。
あとは、ケースを簡単着脱できるように粗面用バリバリテープも購入。(437円)

 

 

アルミは柔らかい金属なので加工しやすく、熱伝導率も高いので、選択しました。

 

 

アルミ板でCB缶ケース作り

アルミ板は15cm幅がまさかのガス缶にシンデレラフィットw

 

 

0.3ミリ厚なので、簡単に曲げられます。曲げていき、余分な分はカットします。

 

 

この厚みだと、ハサミで簡単にカットできるのも非常にいいです

 

あまりキツキツな感じではなく、緩くアルミの棒をスッと差し込めるようなルーズ感を意識しました。

 

ケース作り、次は粗面用バリバリテープを取り付けます。

 

強力両面テープを貼り付けるだけなので簡単。

 

両面テープは強力タイプなので、ケースのつけ外しも頻繁にする作業ではないので当面は問題なさそうです。

 

ST-310をセッティングする天板の裏に、ガス缶の脱落防止用のマグネットがあるので、アルミのCB缶ケースを作る際に、その点も考慮する必要がありました。

 

マグネットを避ける範囲として、5cmぐらいカットすれば問題なさそうです。

 

5cmとマグネットのかみ合わせ部分をカットして、ケースは完成です。

 

取付けてみましたが、バッチリでした

 

 

鬼門の、アルミ丸棒曲げ加工

続いて、今回のカスタムで一番難しいであろう、アルミ丸棒の加工です。

 

とりあえず長さは30cmでカットしてみました。

 

単純な切断は簡単ですが、ちょうどいい塩梅に火が当たるように曲げる必要があります。

 

とはいえ、直径5mmなので、

 

 

ふんっ!!と曲げて行けば問題ありません。

 

いい感じに外から見て、姿をあらわにするアルミ丸棒(5mm)さん。

 

このあたりで曲げて行こうか、と心を決める私。

 

ふんっ!!ふんっ!!ふふんふんっ!!

 

と、いい感じに曲げて行く私。

 

 

完成!試してみましょう!

計測開始前は、19.1度。

 

 

着火していきます!

 

ドロップダウン対策システム、横から見た感じ。

 

15分経過して、ドロップダウンせずに表面温度も約2度温まってます。
これは、かなり効果出てますね!!

 

 

実践:氷点下の中で唐揚げ2kgも、ノンストレスでした!

ー4度くらい?まで冷えたキャンプでしたが、

 

総重量2kgの唐揚げを2度揚げしても、ドロップダウン知らずでストレスなく揚げ続けることができました

 

 

カスタムまとめ

今回、アルミ板を2枚購入していて1枚しか使ってないので、実際は1.200円で出来たカスタムでしたが、効果もしっかりでて大満足です

 

デメリット的なことを挙げるとしたら、

 

・アルミ板で作ったCB缶ケースが、いうても柔らかいので使用しない時の保管に注意
これは、潰れないように保管時はCB缶に常に巻いておけば問題なしです。

 

・火力が強すぎるとアルミ棒が変形しやすい
もともと、MAXにすると火力が強いST-310ちゃん。
火力MAXで長時間使う場合は、火から遠めにしたほうがよいかな、と思いました。

 

 

※このカスタムは一例なので、自己責任で十分に注意しながらお願いしますね。

 

 

 

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